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「少女首領の推理領域 -黄金島の密約-」プレイ感想

リリースされてすぐにプレイした作品です。記事のカテゴリーをどうするか悩んでいたら、感想を書き途中のまま放置してしまっていました。ロマンティックミステリーというジャンルは乙女ゲームで良いのだろうか…。

ざっくりとした感想という名の自分用メモです。ネタバレしか書いていないので、読んでも大丈夫な方は追記からどうぞ。

 

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Switch版でプレイしました。Steam、スマホ(iOS/Android)、PS4でも配信されているらしいので、自分が好きなプラットフォームでプレイすることができます。

以下、ゲームシステムなどについてざっくりと。

 

◆世界観

4組織のマフィアによって治められた島が物語の舞台です。マフィアのボスである父親の死について調査するために、主人公はボスの座を継ぐことになります。

他組織のマフィアに協力を依頼して事件の調査をしていく中で、過去に起きた事件が関わっていることが判明し、過去の事件も含めて事件の真相を突き止めていくことになります。

 

◆構成

推理パートがあるミステリーノベルゲーム。謎解きがとても楽しかったです。

選択肢による好感度の上昇もあると思うのですが、ステータス画面がなかったのでよく分からず…。気付いたら全てのエンディングに辿り着いていたので、ゲームの難易度としては易しいのかもしれません。

 

◆イラスト

絵柄が安定していたので、安心してスチルを見ることができました。死体のイラストが少しだけ怖かったです。

 

◆エンディング

TRUE END(ルイス)、ANOTHER END(ライアン、クライド)、BAD ENDの三種類。フローチャートがとても便利でした。

 

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以下、各キャラクター(ルイス、ライアン、クライド)について簡単に感想を。

 

■ルイス

10年前に主人公であるリサちゃんにアザシアの花を渡してくれた男の子なんだろうなというのはなんとなく予想できました。しかし色々と隠している人だったので信頼していいのか少し悩みました。

10年前にリサちゃんと交わした約束を守ろうと行動している人だったのですね。とても一途じゃないですか…。好きです。

エンディングでアザシアの花畑で二人が向き合っているスチルが好きです。

 

■ライアン

ライアンさんのエンディングではリサちゃん自身の手で事件解決まではできませんでした。ライアンさんエンディングだと、ライアンさんがベッセル(=リサちゃんのお父さんがボスだったマフィアの組織)を手に入れて強引に事件解決させてしまいます。さらにベッセルだけでなくリサちゃんまでも手に入れてしまいます。

ライアンさんに頭を撫でられて可愛がられているリサちゃんのスチルは可愛かったです。しかし「自分の手で事件を解決させたいんだ」という気持ちが私は強いので、誰かに頼って事件解決、というこのエンディングはあまり好みではありませんでした。

ライアンさんみたいなキャラクターは好きなんですけどね…。

 

■クライド

クライドさんの正体に「!?」となりました。しかもリサちゃんと同い年らしいのですが、ものすごく年上の雰囲気が漂っているんですよね。びっくりしすぎてしばらく思考停止してしまいました。

クライドさんのエンディングはほとんど事件解決している状態のエンディングでしたが、少し悲しい気持ちになるエンディングでした。ただ、クライドさんがリサちゃんから離れる時にリサちゃんの涙を拭うというスチルにはときめきを覚えずにはいられませんでした。

 

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最後に。

推理ゲームに少しだけ恋愛要素を入れた作品なので、一般ゲームが好きな方も気軽にプレイできるのではと思います。クリアするまでの時間もあまりかからないので、気分転換したい時などにおすすめです。