引き続き、ヴォーカル集のざっくり感想です。前回は「深紅の歌」だったので、今回は「紺青の歌」です。
ゲーム本編をプレイしたうえで聴いたので、ゲーム本編のネタバレが含まれた文章となっています。
読んでも大丈夫な方は、追記からどうぞ。
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1.明日を拓く言霊(天野五月)
幸村さん同様に「ロック×和」の融合だったので、作曲は誰だろうかと歌詞カードを見たら幸村さんと同じ人でした。好きにならないはずがなかった。
それと歌詞が『ずっと引きずる思い』という言葉で始まるのがずるい。この一言だけでゲーム未プレイであれば「五月兄さんがどんな人なのか気になる」と思ってしまう。
ゲームプレイ済みであれば「三成さんの件か…」と思い出させることができるし、五月兄さんが三成さんに対してどのように思っていたのかをより深く読み取ることができる。引き込ませ方が上手い。
2.剣の道(宮本武蔵)
曲調は明るくて、歌詞は前向きな言葉ばかりです。落ち込んだ時に聴きたい。
歌詞に『振れ』や『打!』などの短い言葉が連続する箇所があるのですが、リズムがとても良くて好きです。頭から離れなくなりました。
短い言葉がテンポよく連続で発せられるのを見ていると、序盤でがむしゃらに修行していた頃の武蔵くんを思い出すな、と。
3.強く燃やせ命(黒田長政)
威厳のある方だ…と思わず呟いてしまうような力強い曲調。さすが一国一城の主です。好きです。
長政さんはヴォーカル曲でも厳しい。いやしかしこの厳しさが好きなんですけどね。
ゲーム本編と変わらずに『覚悟を見せろ』と言ってくるところ、大好きです。
4.孤独な剣…隠れて密かに(柳生宗矩)
とても好きな曲調です。テンポが結構速めだなと。しかしその速さが隠密っぽい雰囲気を出している。
歌詞がゲーム本編と同様、重くて苦しい。しかも最初から最後まで苦しくなるような歌詞でした。
『今も消えぬ後悔』というターラに対する後悔の言葉に始まり、『争いの果てで もう一度 出逢えたなら…』という七緒との再会を望む言葉で締め括られるので、ゲーム本編のシーンを思い出してしまい胃が痛かったです…
5.Muito Engraçado ~黒き欲動のFolia~(カピタン・モロ)
怪しい、疑わしいというイメージが曲調にも表れているなと。
タイトルを翻訳したら「非常に面白い」という意味でした。たぶんカピタンが日の本に対して「非常に面白い」という印象を持っているから、こういうタイトルになったのかな、と。わたしからすると歌詞が「非常に面白い」でした。
たとえば日の本に対する印象についての歌詞があり、その中には『イイカモ』という言葉があるのですが、最初は「良いかも」だと思っていました。でもよくよく考えてみたら「いい鴨」だよな、と。他にも面白いなと思った箇所があったのですが、長くなりそうなので割愛します。