一昨年頃から「異世界転生」「異世界トリップ」「異世界ファンタジー」系統のマンガになぜかハマりました。
読んでいて気付いたのは、「異世界転生×乙女ゲームの悪役令嬢」を題材にした作品が、意外にも多いということです。
というわけで、そこに焦点を絞って、読んだ作品について簡単に感想を。
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乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…
最初に読んだ異世界系作品であり、異世界系作品にハマったきっかけの作品。最初に読んだということもあり、一番好きな作品。
タイトルにある通り、主人公が乙女ゲームの悪役令嬢カタリナに転生してしまったことに気付くところから始まり、自身のバッドエンドを回避する為に奮闘する話。
「バッドエンド回避の為にどうしたらいいか?」というカタリナの思考や行動が、突飛すぎて見ていてとても面白い。
そんなカタリナの「面白い思考と行動」は乙女ゲーム内で攻略キャラやサブキャラ(男女問わず)だった立場の人達からは魅力的に見えているため嫌われておらず、むしろかなり好かれる立場となっており、しかしそのことにカタリナは気付かない、という。
恋愛要素よりもコメディ要素が圧倒的に強く、テンポ良く話が進むので読みやすい。
そういえばアニメ化もするそうです。
悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される
甘々な恋愛作品を読みたい人に全力でおすすめしたい。
とても甘い。砂糖菓子どころじゃない、砂糖かと思うレベルで甘い。
乙女ゲームの悪役令嬢に転生した主人公ティアラローズが、婚約者のハルトナイツ王子に婚約破棄されるところからが、ストーリーの本番。
破棄されてすぐにハルトナイツ王子の目の前で、隣国の王太子であるアクアスティードから「王子との婚約破棄をされたなら、自分の妃になってほしい」と。
とてもシンデレラストーリーである。
ティアラが婚約を受け入れた後のアクア様の溺愛ぶりが半端ない。
とにかく甘い。甘すぎてむせる。タイトルに偽り無し。
公爵令嬢の嗜み
婚約していた王子から婚約破棄を宣言されている時に、自分が乙女ゲームの悪役令嬢に転生したことに気付き、その後自宅に戻ってゲームのシナリオ通り父親から勘当されて修道院行きかと思ったら、領地代行を任されるという、まさかの展開。
主人公アイリスが自領をより良くする為に、と考えて行動し実現していく様子がとてもかっこいい。
少女漫画というよりは領地経営漫画。
恋愛に関しては婚約破棄の件でトラウマを持ってしまっている様子だったので、誰か救ってくれ、と思わずにはいられない。
アルバート家の令嬢は没落をご所望です
ある日突然、自分が乙女ゲームの悪役令嬢である事を思い出し、なぜかゲームの展開通りに没落しようと行動する、とても珍しいタイプの主人公。
『前向きに没落しようと思うの!』と笑顔で自分の従者であるアディに告げるところとか、インパクトがありすぎる。
アディが呆れながらも主人公メアリの行動に付き合ってくれる姿が、見ていて楽しい。
「破天荒なお嬢様×振り回される従者」な組み合わせ、とてもよい。
あと乙女ゲームのヒロインに嫌がらせをしているつもりが、周りから見るととても親切な行動を取ってしまっている構図に笑ってしまう。
ヒロインもメアリに懐いてしまっているので、読んでいて嫌な気持ちにならないし、とても和む。
悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました
婚約者から婚約破棄された事をきっかけに、乙女ゲームの悪役令嬢である事を思い出す主人公。
自身の死亡フラグ回避の為に死亡原因となるゲームのラスボスで且つゲーム内の隠し攻略キャラである魔王に求婚するところ、なかなかにメンタルが強い。
最初は主人公アイリーンの言動に振り回される魔王様の図だなと思って読んでいたけれど、少しずつ魔王様の言葉に慌てふためくアイリーンの様子が見られて、とてもよい。かわいい。
聡明で真っ直ぐな性格のアイリーンには好感を持てるし、感情によって天災を起こしてしまう魔王様も面白いし、主人公の周りの人達も個性的な人達が揃っていて、読んでいて飽きない。
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どの作品も原作未読なので、機会があれば読もうかなと思います。